仕事に行きたくないんです。

ブログ

ブログ更新がうっかり一ヶ月ぶりになりそうだった!

 

さめこです!

 

祖母が亡くなり、

伯母が退院し、

パソコンがストライキ。

 

そしてワタシの胃腸もストライキを起こしたらしく、

10日間ほど流動食生活を送っていました。

 

体重は3Kg減りました。

 

すぐ1Kg戻りましたけど・・・(笑)

 

そんなこんなで、

ブログ更新ができなかった間は

主にTwitterを拝見しておりました。

 

いろんな話を聞きますが、

特に朝や夜勤前に多くつぶやかれているのは

 

「仕事に行きたくない」

 

です。

 

わかります。

 

仕事をしたことある人で、

これを思ったことのない人は

いないのではないでしょうか。

 

ワタシも、

現在は好きで続けている訪問入浴ですが、

「今日は行きたくないなぁ・・・」

と思うことがあります。

 

どんなにその仕事が好きだったとしても、

行きたくない日はあるんです。

 

理由は特にない。

なんとなく。

 

そんな日もありますよね。

 

でも行きたくない理由が明確なこともありますよね。

 

「やばい!寝坊した!!」

 

なんて時もありますし、

 

「あー、今日はあの人と一緒の勤務かぁ」

 

「今日は絶対忙しいじゃん」

 

「昨日も帰ってくるの遅かったのになぁ」

 

「連勤疲れた〜」

 

なんてこともありますよね。

 

ワタシは全部あります!

 

寝坊した時の絶望感。

もう疲れた・・・。

あの人に会いたくない・・・。

 

実際に休んじゃったこともあります。

 

でも、本当にどうしようもない時ってありますよね。

 

 

ワタシは、寝坊に関しては休んだことはありません。

 

 

1年目の冬。

 

日勤深夜の勤務の時。

 

日勤は定時で終了し、早々に帰宅。

 

敷地内の寮に住んでいたので、

職員用玄関から徒歩3分で帰宅できました。

 

速攻で夕飯を済ませ、

仮眠を取るために布団にもぐりました。

 

この日は珍しくすんなり入眠。

 

で、

 

眠っていたワタシの枕元で

突然鳴り始める携帯。

 

「・・・ん?」

 

液晶画面に映し出される

病棟」の文字。

 

時間は0:45でした。

 

深夜勤務は0:30から・・・。

 

やっべぇ・・・。やっちまった・・・。

 

冷や汗をかきながら通話開始。

 

私「はい、すみません。さめこです」

先輩「いまどこ?来れる?」

私「いま起きました。すぐ行きます!!!」

 

やっちまった!やっちまったよぉぉぉぉ!!(泣)

 

仮眠の5時間半は一瞬で過ぎ去っていたようでした。

 

過去最高速度で身支度を整え、病棟にダッシュしました。

 

「もうしわけありませんでしたぁぁぁぁ!!」

 

気分はスライディング土下座。

 

このままギロチンにかけられても文句言えません。

 

そんな気分だったんですが、

準夜勤のスタッフも、深夜勤の先輩も大爆笑。

 

「ついにやっちゃったねぇww」

「ま、みんな通る道だよww」

「疲れてたんだよ。大丈夫大丈夫ww」

 

そんな感じでおとがめなし。

 

すっごい優しいスタッフさんたちだったのは確かだけど、

翌朝プリセプターや師長に報告しても笑われて、

「次から気を付けてね」

と言われただけ。

 

え?そんな感じ?

 

くり返したら怒られるんだと思うんですけども、

遅刻の1回や2回は

「みんな経験があるからお互いさま」みたいな感じ。

 

ワタシも遅刻されて腹立ったことないですしね。

 

「あ~、ついにやっちゃたかww」

 

くらいなもんです。

 

遅刻は怒られても仕方ないことだと思うし、

噂になってもせいぜい3日も経てばみんな忘れます。

 

気にしない気にしない。

 

誰かが遅刻しちゃったときも、

「やっちゃったねww」

と優しく受け流してあげましょう。

 

 

困った「仕事に行きたくない」は、

病棟に行くと嫌なことやものに遭遇することがわかっている時。

あー・・・行きたくない。

憂鬱な気分で出勤したりすることは、

正直よくあります。

 

でも、

「仕事のことを考えると眠れない」

「胃がいたい」

「体調が悪くなる」

などの身体的症状が出てきてしまっている場合は、

ちょっと立ち止まることが必要です。

 

頑張れば動ける。

 

動くことができても、

身体を心や精神力だけで動かし続ければ、

絶対に

どこかで心か身体が動かなくなってしまいます。

 

ワタシはどっちも壊れました。

 

「頑張ればできる」

「行きたくないのはワタシの心が弱いから」

「やればできる」

「ワタシは他の人より頑張らないと!」

 

そんな気持ちで、

身体や心のシグナルを無視し続けた結果、

ある日突然動けなくなりました。

(詳しくは「ワタシが生存確認された話」を読んでみてくださいね)

 

その時壊れた心と身体は、

約13年経った今でも完治はしていません。

 

あの時休むことなく走り続けた自分は、

本当に必死だったし、

すっごく頑張ったと思う。

 

でも、

「その後の人生にとってプラスになったか」

と問われると・・・。

 

正直、プラスにはなっていないと思う。

 

短期間の間にたくさんの経験を積むことができたから、

いまの看護師としての自分があるんだと思います。

 

救命、最新医療、様々な看護体制や立場、技術。

そして何より、指導者としての経験。

 

今のワタシを構成する多くのことを吸収した時期でした。

 

でも、

あの時もっと早く、

ちゃんと身体を休めていたら。

 

気温や気圧の変化で体調を崩したり、

ある日急にだるくて動けなくなったりする日を

経験しなくて済んだのかもしれない。

 

数日後の約束や、

遠出のお誘いを断るような生活は

なかったかもしれない。

 

無意識のストレスに身体が反応して、

急に食べられない、眠れない、心が動かない、

なんて症状なかったかもしれない。

 

うつ病になって、

人生が変わったんです。

 

もちろん、得たものもあります。

 

でも、失ったものも本当に多かった。

 

そんな経験をしているからこそ、

ワタシは体調を崩すほど仕事に行きたくない時には、

ちょっと休むという選択肢も忘れないでほしいと思います。

 

失った健康と病気になってしまった時間は、

誰も補償してくれませんから。

 

職場はあなたを必要とするでしょう。

 

でも、

あなたが働けなくなったら、

あなたが壊れてしまったら、

職場はあなたを必要としなくなります。

 

我ながら嫌な言い方だと思います。

 

でも、

ワタシを含めて、

頑張って頑張って動けなくなった看護師が

あっさり切り捨てられるのを何人も見てきました。

 

仕事場は人生を補償してくれない。

 

だからこそ、

自分の人生は自分で守るしかないんです。

 

「仕事に行きたくない」

 

働いていればそういう日もあります。

 

でも、自分の心と身体からのシグナルは無視しないでください。

 

怠けろと言っているわけではありません。

 

でも、

不眠や食思低下、

異常な倦怠感、思考鈍化、

注意散漫や記憶力の低下を自覚したら

一度立ち止まってみてください。

 

今の自分の状態が健康といえる状態なのか、

ただの疲労なのか。

 

わからない時には

なるべく早く受診を検討してほしいと思います。

 

精神科や心療内科は初診予約までに

時間がかかることが多いので。

 

「なんかおかしいぞ?」

と思った時点で予約をとってしまうことをお勧めします。

 

もし初診までに調子が良くなったらキャンセルすればいいし、

1回受診しておけば、

調子を崩した時にすんなり受診できます。

 

海外では専属カウンセラーを見つけることは

ごくごく普通のことです。

 

ワタシ自身は

いまの主治医とは8年くらいのお付き合いです。

 

現在は減薬を行いつつ、

カウンセリングを続けています。

 

あなたにワタシみたいな経験はしてほしくないので、

本当に本当に、

無理はしないでくださいね。

 

長い人生のちょっとの期間。

 

お休みしたっていいじゃない。

 

そのお休みが人生を救うかもしれないんだから。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました