看護学校に求められる学生ってどんな人?

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こんにちは。

日焼け止めを塗り忘れてトホホになっています。

さめこです。

 

 

先日、ワタシが卒業した看護学校に行ってきました!

 

何をしに行ったかというと、

 

ズバリ聞きます!

看護学校的に

どんな学生に来てほしいですか?

 

これを聞きに行ってきました。

 

なんでそんなことを聞きに行ったか。

 

それは、

最近TwitterのDMや個人的に、

願書添削のご相談が増えてきていまして。

 

この時期は看護学校受験を考えている方の

願書作成期間ですからね。

 

 

幸いなことに

「志望動機に何を書いていいかわかりません!」

という方はいらっしゃらないのですが、

 

「こんな感じの内容でいいか不安です」

「こういうことが伝えたいんですけど・・・」

 

みたいなご相談が増えております。

 

ちなみに、

志望動機に何を書いたらいいかわかりません!

という相談者の方に関しては、

いまのところ、

お断りさせていただきます。。

 

だってね、

志望動機が明確でない人が受かると思えないんだもの。

 

「こんな時代だし、資格あった方がいいよね」

 

っていう志望動機の人が看護学校の三年間を

乗り切れるとは思えない。

 

働き方として、

「食いっぱぐれない」

「お高めの給料が欲しい」

っていうのはいいと思う。

 

いろんな事情もあると思うし、

その人が努力して手に入れた看護師資格だから。

 

だがしかし!

 

看護学生を目指す段階の方々には

言わせていただきたい!

 

看護師もラクな仕事じゃないけど、

看護学生も大変だぞ!

 

カリキュラムも変わるし、

基本的に落とせる単位は一つもないから、

欠席したらその分の補習は必須。

 

例え理想論だと言われても、

ワタシは

「患者さんに寄り添える」

「誰かを救うために」

「人生をあずかる」

っていう想いをもって、

看護を学んでほしい。

 

あなたが飛び込もうとしているのは、

レベル1からレベル無限の

いろんなプロフェッショナルがひしめき合って、

誰かの人生を預かり、

その人生を守ろうとしている世界です。

 

すんごい厳しい言い方になってしまっているんですが、

「看護」ってそういう世界です。

 

だから、

まず看護師になるためには

看護学生にならなければいけないので、

一度目の試練、

受験があります。

 

看護師になるためには、

資格試験に合格しなくてはなりません。

 

さらに言うと、

資格試験を受けるためには法律に基づいた

明確な受験資格が必要になります。

 

その受験資格を得るためには、

看護学生として

必要な学習、技術、単位、実習を

すべてクリアしなくてはなりません。

 

そして資格試験に合格すると、

晴れて「看護師」になれるというわけです。

 

まぁ、これがざっくりいうと看護師への道のりです。

 

そんなわけで、

看護師への道のり第一弾。

 

「看護学生になる」です。

 

看護学生になるには、

看護学校に入学しなければなりません。

 

いろんな特徴を持つ看護学校があるので、

自分の目標にあった学校

行きたいと思える学校を探してみてください。

 

で、受験する側は学校を選びます。

 

そして同じように

看護学校側も欲しい学生を選びます。

 

そんなわけで、タイトルにある話につながります。

 

看護学校が欲しがる学生の条件!

①やる気がある学生

まぁ、当然と言えば当然ですね。

 

義務教育とは違って、

自らその看護学校を選んで受験してきた人たちなので。

 

なんとなくやってきたような人は、

ここでふるい落とされます。

 

どんなに成績や筆記試験の結果が良くても、

やる気がなければ落とされると言っても過言ではないでしょう。

 

②自分の考えを伝えられる学生

これはワタシも聞いてみてなるほど!と思いました。

 

看護師はもちろんですが、

看護学生も

チームやグループで協力する場面が多くあります。

 

実習もグループで行きますし、

そのグループで反省会や検討会を行います。

 

その時に、自分の考えを言葉にして

他の人に伝える、というのは必要な力です。

 

自分がなにを感じて、

どう思ったのか、

どう考えたのか、

どうしていきたいのか、

他の人と思いを共有することは

協力を得るためにもとても大事なことです。

 

その場面は、

反省会やグループワークだけに活用されることではなく、

「いま、こんなことがツライ」

「こんな風に私は感じてるよ」

と言葉にできることで、

自分やほかの人の

ストレスの緩和やセルフコントロールにもつながっていきます。

 

上でも言いましたが、

看護師や看護学生はラクではありません。

 

命や人生を預かっているという

責任の重さに逃げ出したくなることもあります。

 

人間関係に疲れてしまうこともあります。

 

いろんな希望をもって飛び込んだ世界とのギャップに

落ち込んだり、しんどくなったりもします。

 

そんな時に、

一人で悩み(自分のことでも患者さんのことでも)を抱え込んで、

殻にこもって、

誰にも相談できないままでいる状態は

進展を遅らせます。

 

だから、

「自分の考えを伝えられる力」

を持つ学生を学校側は求めるのだそうです。

 

恩師いわく、

「考えてることは、言葉にしないと伝わらない。

チームメイトでも、患者さんでも、教員でもそれは同じこと。」

だそうです。

 

問題解決力、という点でも、

他者に考えを伝えられるのは大切なことだと

ワタシも思います。

 

③辞めない学生

これは、大事。

誰もやめる前提で受験はしません。

 

でも、

「合わなかったら辞めればいいや」

と思っている学生さんはお断りしたいというのが

学校の本音のようです。

 

これは看護師の新人さんにも当てはまることですが。

 

看護学校とは、

看護師というプロフェッショナルになるための通過点です。

 

当然のことながら、

学校ですので、

卒業するまで学びを継続して、

クリアしていかなければなりません。

 

そして、

教育を受ける学生がいるということは、

教育を行う教員がいるということです。

 

この教育を行う、

というのが、

教育を受けるよりもずっと大変なのです。。。

 

ワタシも指導者になるまで

教える側の苦労なんて知らなかったですけども。

 

教える側は、

教わる学生や新人スタッフが

どうしたら理解につながるか、

考えるきっかけになるか、

興味を持ってくれるかなど、

いろ~~んなことを考えながら

授業の準備をします。

 

看護学校であれば、

学生全員が卒業資格、国家試験合格できるように

時間と手間をかけて育てていくわけです。

 

それなのに、

その学生が辞めてしまうなんて。

 

考えるだけで。。。

 

教員も実習先の臨床指導者も、

学生を育てるために一生懸命です。

 

自分の時間を割いて研修を受けたり、

勉強したり、

新しい考え方や指導方法を模索しながら

学生に関わっています。

 

学生のみなさんがその苦労を知る必要があるかというと、

正直ないのかもしれません。

 

でも、

教員も指導者も人間なので、

一生懸命育ててきた学生や後輩が辞めてしまうというのは

とても悲しいことです。

 

ただ耐えてほしいわけではありません。

 

辞める、という決断をする前に、

相談してほしいのです。

 

辞めずに続ける方法を一緒に考えていきたいんです。

 

いろんな方法や考えの末に、

看護学校を辞めるという結論に至ることもあるかもしれません。

 

でも、出来るなら辞めずに

看護師になってほしいと思っています。

 

 

看護学校で聞いた、

「こんな学生に来てほしい」は

こんな感じでした。

 

今回はけっこう厳しいお話もしてしまいましたが、

そのくらいの覚悟をもって、

看護師の世界に飛び込んできてほしいと思います。

 

ワタシ個人としては、

看護師ほどドラマチックな仕事はないと思っています。

 

もちろん、

ワタシにだって辞めたいと思ったことはあります。

 

学生の時も、

実習やテストに心折れそうになったりもしました。

 

新人時代にはまぁよく泣いていました(笑)

 

情けなくて、自分が無力で、悔しくて。

 

思ったような看護師になれない現実が歯痒くて。。。

 

 

でも、実習グループの仲間や同期と支え合いながら

看護師になって、

働いてきてよかったと思っています。

 

看護学生を目指すみなさん。

 

看護師への第一歩を踏み出すあなたを応援しています。

 

ここから願書作成や受験勉強が本格的に始まりますね。

 

こちらの世界で待っています。

 

いつでも相談を受け付けていますので、

ワタシで良ければご連絡ください!

 

 

 

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