新年度なんて怖くない!

先輩ナース

本業が忙しすぎてブログ更新できてませんでした!

 

謝るしかできない!すみませんでした!

 

さめこです!

 

 

 

いよいよ3月がやってまいりました!

 

今年度も残すところあと一ヶ月。

 

今年度の振り返りは進んでいますか?

 

新人さんに限らず、

ラダーや個人目標の評価と来年度の目標設定が始まる頃でしょうか?

 

新人さんからは

 

「ラダーが終わらない!」

「まだチェックできていない項目がある!」

 

なんて声が聞こえてきたりしてますね。

 

大丈夫です。

 

全国で同じような状況が起こっています。

 

 

一年目のみなさんはそろそろ言われていませんか?

 

「もうすぐ新人が入ってくるんだよ」

 

これ、すごいプレッシャーですよね。

 

例にもれず、ワタシも言われたことを覚えています。

 

どうしよう!

自分のことだってまだ自立できてないのに後輩なんて!!

 

なんて思っていませんか?

 

ワタシがお話しさせていただいている相談者さんにもたくさんいらっしゃいます。

 

でも、大丈夫です。

 

なぜ大丈夫かと言いますと、

そもそも2年目スタッフが新人指導をするわけではないからです。

 

2年目のスタッフに求められることは、

新人スタッフに指導を行うことではなく、

あくまでも業務の自立です。

 

そんな2年目スタッフが新人さんにしてあげることは、さてなんでしょう?

 

それはズバリ、「優しい態度で接してあげること」です。

 

たった一年で全ての業務を覚えるというのは難しいことですよね。

 

新人さんに「どうしたらいいですか?」なんて聞かれた時には、

「カルテに指示があると思うんで、フォローさんと確認した方がいいと思いますよ」

なんて答えられたら100点です。

 

新人さんにとって、2年目の先輩は一番話しかけやすい存在。

 

優しく対応してあげましょう。

 

 

さてさて、1年目を終えて2年目になった時、

今までべったりついていたフォローが外れます。

 

そして、チームメンバーの一人として動けることを

求められることが多いと思います。

 

そこで大事になってくるのが、

「自分が出来るのか、出来ないのか」

という判断です。

 

働いている場所によっては、

なかなか体験できない技術や看護というのがあると思います。

 

輸血や放射線治療、人工呼吸器管理、ドレーン管理、抗がん剤管理、疼痛コントロール。

 

そういったものと2年目になって遭遇した時、どうしたら良いのか。。。

 

ズバリ!!

 

「この処置(業務)初めてです」

 

と、自分から言うことです。

 

 

ワタシも新人指導に関わってきた中で、

意外と見落としがちになってしまっていた2年目スタッフのフォロー。

 

一年目のスタッフとは格段と違う動きに、

なんとなく目が離れがちになってしまうんです。。。

 

本当は2年目のスタッフだって気楽に聞ける相手が欲しいと思うんですけど。

 

そんな時に重大事故が起こったりするんですよ。

 

「出来ると思った」

「聞けなかった」

 

2年目のスタッフが春に起こしがちなインシデントの理由。

 

そりゃそうだよね。

 

4月になって、

2年目になったからって、

いきなりゲームみたいにレベルアップして、

スキルが爆上がりするわけじゃないもんね。

 

いま思い出しても、本当に申し訳なかった。

 

2年目になったからって、

無理に自立して欲しいわけじゃないんですよね。

 

わからないことは、わからないでいいんです。

 

何年働いていたって、わからないことには遭遇します。

 

そんな時に絶対やっちゃいけない事は、

「なんとなく」でやり過ごしてしまうこと。

 

猶予があるなら調べる、

先輩に相談する。

 

緊急で遭遇したとしたら、

自分から「初めてなので一緒にみてください」

声を大にしていう事です。

 

これ、本当に本当に大事なことなんですよ!

 

2年目に限らず、何年働いていても

「なんじゃこりゃ!!」

という場面には遭遇します。

 

ワタシ自身、20年ほど看護師していますが、

いまだに現場で「What’s this?!」というものに遭遇することはあります。

 

本当に部署や働く場所、分野が変わると未知との遭遇が山ほどあります。

 

医療の世界は「日進月歩」と言われるほど、どんどん進化していますしね。

 

知らないこと、見たことないものはそこらじゅうに溢れています。

 

同じ外科系でも、術後の出血量や排液(量や性状など)に大きな差があるのと同じです。

 

そんな時に、

「これはやったことがない」

「これは見たことがない」

「この状態が正常なのか、異常なのか判断できない」

ということを、

自分から声を出して確認出来るかどうかが、

新人とそれ以上のスタッフとの徹底的な違いです。

 

ラダーができているか、

人に説明できるか、

業務が自立できるか。

 

これらも大事な要素であることは確かですが、

そんなことより何より

「なんか変?」

に自ら気付けることが一番大事だとワタシは思います。

 

正直、

ME機器の使い方や管理方法、

手技、業務は回数を重ねていけばできるようになります。

 

今は時間がかかったり、

観察が不足したりしていたとしても、

絶対にできるようになります。

 

だから、業務とか手技の習得で不安になることなんてないんです。

 

わからないことは、わからない。

 

それをきちんと伝えられるかどうかが大事です。

 

それが全看護師に求められる、

看護師としての最低限の責任です。

 

 

 

なんだか大袈裟な話になってしまいましたが、

なにが言いたいかっていうとですね。

 

「新年度なんて怖くない!」ってことです。

 

若い世代のナースたちは年々立場が変わっていくことを実感していくんだと思うんです。

 

新人からチームメンバーへ。

 

チームメンバーからリーダーへ。

 

リーダーからプリセプターへ。

 

(ある程度キャリア重ねていくと、それはそれで諸々あるけれども)

 

そこに加えて、看護師ではない自分の人生の転機もやってきたりします。

 

結婚や妊娠、出産、家族関係の変化等々・・・。

 

でも、基本はどこまで行っても基本のままだし、

どこまで行っても変化が付きまとうのが人生だし。

 

キャリアを積むことをそんなに怖がらないで。

 

1年前のあなたより、今のあなたは絶対に成長しているから。

 

これだけは絶対、断言できる。

 

たとえ途中で休んだ期間があったとしても、

転職したとしても、

1年前のあなたより絶対に成長してる。

 

 

看護師は専門職。

 

看護のプロが集まっている世界。

 

1年目もいれば、10年、20年、30年・・・って看護師をしてきた人がいる世界。

 

いきなりトップ選手になるのは難しい。

 

でも、それぞれにしかできない看護がある。

 

あなたにしかできない看護だってある。

 

 

新人じゃなくなるのは、そんな看護人生のほんの小さな一歩。

 

看護師としてのあなたがどこを目指すのか、

どこまで看護師を続けるのか、

それはまだわからないけど、

今年度も1年間お疲れ様です。

 

特に1年目を過ごしたみなさんは、

新しい世界に飛び込んでを知った現実があったと思う。

 

看護師っていう世界のキツイ面ばっかりを見てしまったかもしれない。

 

愛想が尽きたかもしれない。

 

でも、ワタシは、

「看護師の世界って広いよ」って伝えたい。

 

せっかく数ある職業の中から「看護師」を選んできたあなただから。

 

看護師の活躍の場って本当に広がっていて、

いろんな働き方があるんですよ。

 

ワタシ自身、派遣ナースになって世界が変わったし。

 

正社員を辞めて、派遣になって、

自分が本当にやりたかったことが見えてきた。

 

 

でも、ワタシがやりたいことは、

看護師として働くみんなが、

もっといい環境で働くために何かできないかってことなんです。

 

給与面も大事。

 

お休みをちゃんと取れることだって大事。

 

でも、人間関係で悩んでいたり、

心折れてしまう看護師が本当に多いと思っていて。

 

ワタシ自身、仕事が忙しいのは耐えられた。

 

でも、お局様からのパワハラ(当時はハラスメントって概念があんまりなかったけど)は、

本当にキツかった!!

 

いまだったら絶対に負けないけど、

当時はできない自分が悪いんだって思ってた。

 

看護師としてじゃない自分も否定されて、

死んじゃおうと思ったことだって何回もあった。

 

でも、恩師と出会って、

「あなたはそのままでいい」

「あなたの視野は他の人にはない、あなただけの強みになる」

って認めてもらえたからここまで続けて来れたんだと思う。

 

そうやって認められることとか、

生きていく中で本当に大事なことだとワタシは思ってて。

 

個性に合わせた関わりって、

看護計画を立てたりする時によく聞くけど、

それって看護師相手にだって必要なんじゃないの?

 

新人指導を新人さんの個性に合わせて行っていくことが大事なんじゃないの?

 

新人さんのこと、本当に知ろうとしてる?

個性を認めながら指導してる?

指導によって目指すのってなんだと思う?

 

そういう視点の指導方式を作っていきたいな、と思っています。

 

目指せ!看護師指導者育成コンサルタント!!

 

だから、ワタシ自身が看護師でいるのはあと少しかもしれない。

 

でも、ずっと「看護師」とは関わっていきたいと思っている次第です。

 

 

年度末ということで、ワタシの決意表明まで書き込んでしまいました。

 

来年度はどんなことがあるのかな。

 

コロナはどうなるのかな。

 

どんな新人さんがやってくるのかな♪

 

 

 

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

 

またお会いしましょう!

 

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